Laravel - 2. プロジェクトの作成

それではLaravelを使ってWebアプリケーションを開発していきましょう。Laravelは独自のプロジェクト構成(フォルダ構成)に従って開発を進めていく必要があります。Laravelの構成に従ったプロジェクトを作成するにはいくつかの方法がありますが、ここではLaravel Sailを使う方法でプロジェクトを作成します。

以下の作業を進めるにはDocker Desktopが必要です。以下のサイトからDocker Desktopをインストールしておいてください。

https://www.docker.com/products/docker-desktop

またLaravelの公式マニュアルを参考にして進めます。

https://laravel.com/docs/8.x/installation

プロジェクトの作成

ターミナルを起動して以下のコマンドを入力します。

$ curl -s "https://laravel.build/example-app" | bash

Laravelのマニュアルから引用したコードです。 https://laravel.build/example-app にアクセスするとシェルスクリプトを確認できます。

URLの example-app の部分を変更すればプロジェクト名(フォルダ名)を変更できます。

コマンドを実行すると必要なDockerイメージがダウンロードされるのでしばらく待ちます。コマンドが完了すると example-app というプロジェクトが生成されます。プロジェクトフォルダの中身は後ほど解説することにします。

先にLaravelを起動するところまで確認してみましょう。example-app フォルダに移動して sail up コマンドを入力します。

cd example-app
./vendor/bin/sail up

そうするとLaravelの起動に必要なDockerイメージがダウンロードされて、Dockerコンテナが起動します。コンテナが起動したらブラウザからLaravelアプリケーションにアクセスしてみましょう。 http://localhost にアクセスします。

上記のようにLaravelの起動画面が確認できればプロジェクトのセットアップは完了です。

Laravelのバージョン確認

インストールしたLaravelのバージョンを確認しておきましょう。

$ ./vendor/bin/sail artisan --version
Laravel Framework 6.18.40

この場合は 6.18.40 がインストールされていることがわかります。

Laravel Sail

Laravel SailはDockerを操作する薄いラッパーのようなツールです。sailコマンドを使って透過的にDockerコンテナを操作できます。またDockerの知識があればプロジェクトフォルダにあるdocker-compose.ymlを編集して設定をカスタマイスできます。

https://laravel.com/docs/8.x/sail

まとめ

  • Laravelはプロジェクトフォルダを作成する必要がある
  • Laravelのプロジェクトは専用のコマンドを使って作成する
  • Laravel Sail(Docker)を使うことでかんたんにプロジェクトを開始できる