PHP - BASIC - 12. PHPのユーザ定義関数 - 3. 戻り値の定義

これまでに学習してきたとおり、関数の戻り値は return キーワードで指定します。引数とは異なり、戻り値を複数返却することはできません。また関数の中の一連の処理の中で return キーワードを含むステートメントが実行されるとそこで関数の処理は終了となります。
また戻り値を返さない関数を定義することもできます。次のプログラム( func4.php )を作成してみましょう。
<?php
function greet($name) {
echo "Hello $name" . PHP_EOL;
}
greet("Andy");
greet 関数の中に return キーワードが存在しない点に注意してください。 greet 関数は引数で受け取ったデータを echo 命令によって出力しています。
それではプログラムを実行してみましょう。ターミナルから次のように実行します。
$ php func4.php
Hello Andy
実行結果から greet 関数の中で "Hello Andy" と出力されているのがわかります。
戻り値のない関数の呼び出しでは $result = greet("Andy"); のように戻り値を変数に代入しない点に注意してください。戻り値が存在しないため greet("Andy"); のように関数を呼び出すだけになります。
まとめ
- 戻り値は
returnキーワードで指定する - 関数の中で
returnキーワードに到達するとそこで関数は終了する returnキーワードを使わない場合、戻り値のない関数となる