PHP - BASIC - 2. PHPの変数 - 8. 文字列型

続いて文字列型を見てみましょう。これまでにも何度か登場してきた文字列型はデータをダブルクォーテーション "" あるいはシングルクォーテーション '' で囲む必要があります。次のプログラム( var10.php )を作成してみましょう。

<?php
$name = "Andy";
echo $name; # => Andy
$name2 = 'Betty';
echo $name2; # => Betty

ここでは $name = "Andy" のようにダブルクォーテーション "" で文字列データを定義しています。同様に $name2 = 'Betty' のように文字列データはシングルクォーテーション '' で定義することもできます。

文字列における変数展開

文字列データを定義する際にダブルクォーテーション "" 、シングルクォーテーション '' を利用できます。これらの2つは似ているようで若干の違いがあります。次のプログラム( var11.php )を作成してみましょう。

<?php
$name = "Andy";
$message1 = 'Hello $name'; # 変数を展開しない
echo $message1; # => Hello $name
$message2 = "Hello $name"; # 変数を展開する
echo $message2; # => Hello Andy

上記のプログラムの実行結果からわかるように、ダブルクォーテーション "" で定義した文字列データは、変数を展開するという特徴があります。一方、シングルクォーテーションで定義した文字列データは変数展開することはありません。このような細かな挙動の差異を理解しておくことで効率良くプログラミングしていくことができます。

まとめ

  • データを "" ダブルクォーテーションあるいは '' シングルクォーテーションで囲む
  • string 型呼ぶ
  • "" ダブルクォーテーションで囲む場合は変数展開可能