PHP - BASIC - 3. PHPの演算子 - 5. 代入演算子
続いて代入演算子です。代入演算子 =
はこれまでに何度も見てきたとおり変数にデータを代入するための演算子です。PHPには通常の代入演算子に加えて、演算と代入をまとめて行うことのできる複合代入演算子も用意されています。次のプログラム( ope8.php
)を作成してみましょう。
<?php
$price = 1000;
$price += 500;
$price *= 1.10;
echo $price; # => 1650
上記のプログラムを実行すると 1650
という結果が出力されます。今回注目してほしいのは $price += 500;
や $price *= 1.10;
といった部分です。ここで利用している +=
や *=
といった演算子を複合代入演算子と呼びます。複合代入演算子は以下のように動作します。
# $price = $price + 500; と同じ
$price += 500;
# $price = $price * 1.10; と同じ
$price *= 1.10;
文字列演算子も複合代入演算子 .=
として利用できます。次のプログラム( ope9.php
)を作成してみましょう。
<?php
$message = "Hello ";
$message .= "Andy";
echo $message; # => Hello Andy
出力結果から、複合代入演算子 .=
によって変数 $message
に文字列データが連結されているのがわかります。
まとめ
=
は代入演算子と呼ぶ+=
,-=
,*=
,%=
,.=
は複合代入演算子と呼ぶ- 複合代入演算子を使えば計算と代入をまとめてできる