PHP - BASIC - 5. PHPの反復構造 - 6. breakとcontinue

反復構造を制御するキーワードに break 文と continue 文があります。ここでは2つのキーワードの使い方を確認しましょう。まずは break 文です。次のプログラム( loop7.php )を作成してみましょう。
<?php
for ($i = 0; $i < 10; $i++) {
if ($i == 5) {
break;
}
echo $i . PHP_EOL;
}
echo "end" . PHP_EOL;
break 文は反復処理を終了するためのキーワードです。上記のプログラムでは for 文の反復処理の中で、 if 文によって $i == 5 の条件が成立したときに break; 文が実行され、反復処理を終了するようになっています。実際にプログラムを実行してみましょう。
$ php loop7.php
0
1
2
3
4
end
実行結果から $i が 5 になった時点で反復処理を終え、プログラムの終端の echo 命令に処理が移り "end" が出力されているのがわかります。
次に continue 文です。さきほどのプログラム( loop6.php )を break 文から continue 文に変更して動作を確認してみましょう。
<?php
for ($i = 0; $i < 10; $i++) {
if ($i == 5) {
continue;
}
echo $i . PHP_EOL;
}
echo "end" . PHP_EOL;
continue 文は次の反復処理(ループ)に進むためのキーワードです。上記のプログラムの場合は、 if 文の条件式 $i == 5 が成立した場合に continue 文が実行されるので、 $i が 5 のときは echo $i . PHP_EOL; の呼び出しは実行されないようになります。実際にプログラムを実行してみましょう。
$ php loop7.php
0
1
2
3
4
6
7
8
9
end
実行結果から $i が 5 のときは echo 命令で出力されていないことがわかります。このように break 文や continue 文を使うことで反復処理を細かく制御できます。
まとめ
break文 、continue文 を使うと反復処理を制御できるbreak文 を使うと反復処理を終了するcontinue文 を使うと次の反復処理(ループ)に進む