PHP - BASIC - 9. PHPの文字列を扱う関数 - 3. strtolower関数

strtolower 関数は文字列を小文字に変換する関数です。次のプログラム( string2.php )を作成してみましょう。

<?php
$str = "Hello World";
$lower_case = strtolower($str);
echo $lower_case . PHP_EOL;

strtolower 関数は引数に、変換対象となる文字列を指定します。上記の場合は引数に $str を指定しているので、$strに代入されている "Hello World" を小文字に変換した文字列が strtolower 関数の戻り値として返却されます。またここでは戻り値を受け取るために $lower_case 変数を用意しています。

それでは作成したプログラムを実行してみましょう。ターミナルから次のように実行します。

$ php string2.php
hello world

実行結果から "Hello World" を小文字にした文字列である"hello world"が出力されているのがわかります。

strtoupper — 文字列を大文字にする

strtolower 関数と類似した関数に strtoupper 関数があります。 strtoupper 関数は文字列を大文字に変換する関数です。次のプログラム( string3.php )を作成してみましょう。

<?php
$str = "Hello World";
$upper_case = strtoupper($str);
echo $upper_case . PHP_EOL;

strtoupper 関数は引数に、変換対象となる文字列を指定します。上記の場合は引数に $str を指定しているので、 $str に代入されている "Hello World" を大文字に変換した文字列が strtoupper 関数の戻り値として返却されます。またここでは戻り値を受け取るために $upper_case 変数を用意しています。

それでは作成したプログラムを実行してみましょう。ターミナルから次のように実行します。

$ php string3.php
HELLO WORLD

実行結果から"Hello World"を大文字にした文字列である"HELLO WORLD"が出力されているのがわかります。

まとめ

  • strtolower — 文字列を小文字にする

  • 引数

    • 変換対象となる文字列
  • 戻り値

    • 小文字に変換した文字列
  • strtoupper — 文字列を大文字にする

  • 引数

    • 変換対象となる文字列
  • 戻り値

    • 大文字に変換した文字列