PHP - BASIC - 9. PHPの文字列を扱う関数 - 4. substr関数

substr 関数は文字列を一部分を返却する関数です。次のプログラム( string4.php )を作成してみましょう。

<?php
$str = "Hello World"; 
$sub = substr($str, 6); 
echo $sub . PHP_EOL; 

substr 関数は2つの引数を受け取ります。

  • 第1引数
    • 部分文字列の取得対象となる文字列
  • 第2引数
    • 開始位置

さきほどのプログラムの場合は substr 関数の第1引数に $str 、第2引数に 6 を指定しています。この場合、 substr 関数は "Hello World" という文字列の 6 文字目以降を戻り値として返します。

作成したプログラムを実行してみましょう。ターミナルから次のように実行します。

$ php string4.php
World

実行結果から "Hello World"6 文字目から 5 文字分に該当する "World" が出力されているのがわかります。

文字列も配列と同様に先頭は0からカウントします。

また substr 関数は、第3引数に開始位置からの文字数を指定することも可能です。さきほどのプログラム( string4.php )を修正してみましょう。

<?php
$str = "Hello World"; 
$sub = substr($str, 6, 3); 
echo $sub . PHP_EOL; 

修正したプログラムを実行してみましょう。ターミナルから次のように実行します。

$ php string4.php
Wor

実行結果から "Hello World"6 文字目から 3 文字分に該当する "Wor" が出力されているのがわかります。

まとめ

  • substr — 文字列の一部分を返す
  • 引数
    1. 部分文字列の取得対象となる文字列
    2. 開始位置
    3. 開始位置からの文字数(省略可能)
  • 戻り値
    • 文字列の一部分