PHP - BASIC - 1. Hello PHP! - 5. phpコマンド
ここではターミナルで実行する php
コマンドについて学習します。あらためて php
コマンドについておさらいしておきましょう。 php
コマンドはPHPのインストールされているコンピュータ上で実行できるコマンドです。
$ php FILE_NAME
php
コマンドは上記の FILE_NAME
に指定されたファイルを実行します。たとえば basic1.php
という名前のファイルを実行する場合は次のようになります。
$ php basic1.php
php コマンドのオプション
php
コマンドにはオプションを指定できます。主要なオプションは以下のとおりです。
オプション | 機能 |
---|---|
-v |
PHPのバージョンを表示する |
-a |
対話形式でPHPを実行する |
-i |
PHPの設定情報を表示する |
-v
オプション
php
コマンドに -v
オプションを指定するとインストールされているPHPのバージョンが表示されます。
$ php -v
PHP 7.3.11 (cli) (built: Jul 5 2020 03:23:39) ( NTS )
Copyright (c) 1997-2018 The PHP Group
Zend Engine v3.3.11, Copyright (c) 1998-2018 Zend Technologies
上記の場合、実行結果からPHPのバージョン7.3.11がインストールされていることがわかります。
-a
オプション
php
コマンドに -a
オプションを指定すると対話形式でPHPプログラムを実行できます。
$ php -a
Interactive shell
php >
php >
と表示されるので、キーボードからPHPプログラムを入力できます。また quit
と入力すると終了できます。
$ php -a
Interactive shell
php > echo "Hello";
Hello
php > echo 1 + 2;
3
php > quit
-i
オプション
phpコマンドに -i
オプションを指定するとPHPの設定情報を確認できます。
$ php -i
phpinfo()
PHP Version => 7.3.11
System => Darwin MyMacBook-Pro.local 19.6.0 Darwin Kernel Version 19.6.0: Sun Jul 5 00:43:10 PDT 2020; root:xnu-6153.141.1~9/RELEASE_X86_64 x86_64
Build Date => Jul 5 2020 03:22:53
...省略
実際には多くの行が出力されます。PHPを使ってソフトウェアを開発していくとこれらの設定情報を確認したり、変更したりといった作業も発生します。必要に応じて設定項目の意味を理解していくようにしましょう。
ここで出力した設定情報と同様の情報は後述する
phpinfo
関数で取得することもできます。
まとめ
php
コマンドによってPHPプログラムを実行できるphp FILE_NAME
のように実行するファイルを指定するphp
コマンドにオプションを指定することもできる