Laravel Sailは、Dockerを使用してLaravelプロジェクトを動作させる仕組みです。sailコマンドを使ってLaravelプロジェクトを操作できます。以下のcurlコマンドを入力すると、Laravel Sail上で動作するプロジェクトを開発できます。
Dockerコンテナの起動
Laravel Sailで動作するLaravelプロジェクトは、sail upコマンドで起動できます。このコマンドによって、必要なDockerコンテナが起動します。コンテナが起動した状態で、http://localhostにアクセスすると、Laravelの起動画面を確認できます。
$ ./vendor/bin/sail up起動したDockerコンテナは、ctrl - cキーで停止できます。
動作確認
Dockerコンテナの起動（-d オプション）
sail upコマンドに-dオプションを指定すると、デタッチモードで起動できます。開発中はデタッチモードで起動しておくと便利です。デタッチモードのコンテナは、後でsail downコマンドで停止できます。
$ ./vendor/bin/sail up -dDockerコンテナの起動確認
sail psコマンドでDockerコンテナの起動（プロセス）を確認できます。
% sail ps
NAME COMMAND SERVICE STATUS PORTS
my-first-app-laravel.test-1 "start-container" laravel.test running 0.0.0.0:80->80/tcp, 0.0.0.0:5173->5173/tcp, 8000/tcp
my-first-app-mailpit-1 "/mailpit" mailpit running 0.0.0.0:1025->1025/tcp, 0.0.0.0:8025->8025/tcp
my-first-app-meilisearch-1 "tini -- /bin/sh -c …" meilisearch running (starting) 0.0.0.0:7700->7700/tcp
my-first-app-mysql-1 "/entrypoint.sh mysq…" mysql running (starting) 0.0.0.0:3306->3306/tcp, 33060-33061/tcp
my-first-app-redis-1 "docker-entrypoint.s…" redis running (starting) 0.0.0.0:6379->6379/tcp
my-first-app-selenium-1 "/opt/bin/entry_poin…" selenium running 4444/tcp, 5900/tcpDockerコンテナの停止
sail downコマンドでDockerコンテナを停止できます。
$ ./vendor/bin/sail down以上で、Laravel Sailを使用してDockerコンテナを操作する方法について説明しました。これらのコマンドを活用して、Laravelプロジェクトの開発を行ってください。
参考：sailコマンドにエイリアスをつける
./vendor/bin/sail コマンドに sail のようなエイリアス（別名）を付けることもできます。./vendor/bin/sail コマンドは長いので、エイリアス（別名）を付けて管理すると良いです。以下のコマンドは長いので手打ちせずにコピーして利用するとよいです。
$ alias sail='[ -f sail ] && sh sail || sh vendor/bin/sail'alias コマンドを ~/.zsh_profile 等に記述しておくとコマンド入力を省略できます。