PHP - BASIC - 2. PHPの変数 - 9. 論理型
最後に論理型について見ておきましょう。論理型は true
と false
の2つのデータで構成されるデータ型です。 true
は真、 false
は偽を意味するので真偽値型とも呼ばれます。次のプログラム( var12.php
)を作成してみましょう。
<?php
$name = "Andy";
$student = true;
echo $name;
echo ",";
var_dump($student);
最後の行で論理型のデータの出力には echo
ではなく var_dump
関数を使っています。 var_dump
関数は変数の詳細な内容を表示する関数です。
論理型のデータを
echo
で出力すると期待通りに表示されないことに気づくでしょう。echo
命令でtrue
を出力するとデータ型の変換ルールによって画面には1
が出力されます。同様にfalse
を出力すると""
空文字に置き換えられるため何も出力されていないように見えます。
true
は 1
に置き換わります。
それでは作成したプログラムを実行してみましょう。
$ php var12.php
Andy,bool(true)
var_dump
関数によって bool(true)
と出力されているのがわかります。
論理型のデータ( true
、 false
)は後で学習する if
文や for
文などと相性の良いものになっています。論理型については後の章でも引き続き詳細に見ていくことにします
まとめ
- 真を表す
true
と偽を表すfalse
の2つのデータで構成されるデータ型 boolean
型、bool
型と呼ぶ- 論理型データの確認には
var_dump
関数を使う