React入門 - 2. Node.jsのインストール
2. Node.jsのインストール
nodebrew
のインストールができたので、次は nodebrew
を使って Node.js
をインストールします。React
プログラミングに着手するまであとすこしです。
nodebrew
を使ってインストール可能な Node.js
のバージョン一覧を表示してみましょう。ターミナルから次のように入力します。
% nodebrew ls-remote
v0.0.1 v0.0.2 v0.0.3 v0.0.4 v0.0.5 v0.0.6
v0.1.0 v0.1.1 v0.1.2 v0.1.3 v0.1.4 v0.1.5 v0.1.6 v0.1.7
v0.1.8 v0.1.9 v0.1.10 v0.1.11 v0.1.12 v0.1.13 v0.1.14 v0.1.15
... 省略
v16.0.0 v16.1.0 v16.2.0 v16.3.0 v16.4.0 v16.4.1 v16.4.2 v16.5.0
v16.6.0 v16.6.1 v16.6.2 v16.7.0 v16.8.0 v16.9.0 v16.9.1 v16.10.0
v16.11.0 v16.11.1 v16.12.0 v16.13.0 v16.13.1 v16.13.2 v16.14.0
v17.0.0 v17.0.1 v17.1.0 v17.2.0 v17.3.0 v17.3.1 v17.4.0 v17.5.0
v17.6.0
io@v1.0.0 io@v1.0.1 io@v1.0.2 io@v1.0.3 io@v1.0.4 io@v1.1.0 io@v1.2.0 io@v1.3.0
io@v1.4.1 io@v1.4.2 io@v1.4.3 io@v1.5.0 io@v1.5.1 io@v1.6.0 io@v1.6.1 io@v1.6.2
io@v1.6.3 io@v1.6.4 io@v1.7.1 io@v1.8.1 io@v1.8.2 io@v1.8.3 io@v1.8.4
io@v2.0.0 io@v2.0.1 io@v2.0.2 io@v2.1.0 io@v2.2.0 io@v2.2.1 io@v2.3.0 io@v2.3.1
io@v2.3.2 io@v2.3.3 io@v2.3.4 io@v2.4.0 io@v2.5.0
io@v3.0.0 io@v3.1.0 io@v3.2.0 io@v3.3.0 io@v3.3.1
上記のように nodebrew
コマンドに ls-remote
を指定するとインストール可能なNode.jsのバージョン一覧を確認できます。2022.3月時点でのLTSはv16.14.0ですので、それをインストールしてみようと思います。
nodebrew
を使って Node.js
の安定版(v16.14.0)をインストールするには次のように入力します。
% nodebrew install-binary stable
上記のコマンドを実行するとNode.jsの安定版のダウンロードが始まります。インストールはまもなく終了します。またバージョンを指定してインストールする場合は nodebrew install-binary v16.14.0
のように入力します。
つづいて nodebrew
によってインストール済みのNode.jsのバージョンを確認するには以下のように入力します。
% nodebrew ls
v16.14.0
current: none
上記のように nodebrew
コマンドに ls
を指定するとインストール済みのNode.jsのバージョン一覧を確認できます。Node.jsの安定版であるv16.14.0
がインストールされているのがわかります。ただし、ここで注意したいのは current: none
という出力の部分です。 nodebrew
はローカルに複数のNode.jsのバージョンをインストールできるので、それらの中からどれを使うのかを決定しておく必要があります。
nodebrew
でインストールしたNode.jsのバージョン一覧の中からどのバージョンを利用するかを決定するには、次のようにコマンドを入力します。
% nodebrew use v16.14.0
上記のコマンドでは nodebrew
コマンドに use
を指定して利用するバージョンを指定しています。バージョンを決定できたので、あらためて nodebrew ls
と入力して現在有効となっているNode.jsのバージョンを確認しておきましょう。
% nodebrew ls
v16.14.0
current: v16.14.0
上記のように current: v16.14.0
という出力を確認できれば、Node.jsのv16.14.0を利用できるようになります。
Node.js
をインストールするとターミナルで node
コマンドが有効になります。さいごに node
コマンドも試してみましょう。
% node -v
v16.14.0
上記のように node
コマンドでバージョンを確認できれば大丈夫です。
Node.jsによるJavaScriptの実行
Node.jsをインストールできたので node
コマンドを使ってJavaScriptプログラムを実行できるようになります。たとえばエディタを開いて次のプログラム hello.js
を作成してみましょう
console.log("Hello Node.js!");
ファイルを保存したら次のように node
コマンドを入力してプログラムを実行します。
% node hello.js
Hello Node.js!
プログラムを実行するとターミナルに Hello Node.js!
とメッセージが出力されるでしょう。このようにNode.jsをインストールするとブラウザを使わずにJavaScriptプログラムを実行できるようになります。
NPM(Node PackageManager)のアップデート
Node.jsをインストールすると同時に npm
というコマンドも実行できるようになります。npm
はNPM(Node Package Manager)と呼ばれるもので、Node.jsの開発に必要なパッケージ(ライブラリ)を管理するための仕組みです。これから学習する React
や create-react-app
といったパッケージもNPMで管理されています。ここではNPMのバージョンを最新のものに更新しておこうと思います。
Node.js のバージョン と NPM のバージョンは独立しているので、NPMは別途最新にアップデートしておきます。
まずはターミナルで npm
コマンドを入力してNPMのバージョンを確認してみましょう。
% npm -v
8.3.1
上記のようにNPMのバージョンは8.3.1であることを確認できます。NPM自体もパッケージ管理されているので、以下のように入力するとNPMそのものを最新のものにアップデートできます。
% npm install -g npm
removed 13 packages, changed 65 packages, and audited 208 packages in 1s
10 packages are looking for funding
run `npm fund` for details
found 0 vulnerabilities
npm install -g npm
はnpm
コマンドを使ってnpm
パッケージしています。-g
オプションを指定しているのでグローバルにインストールしています。
NPMのアップデートが完了したので、あらためてNPMのバージョンを確認してみましょう。
% npm -v
8.5.3
上記のように出力されれば大丈夫です。
ここまでで、React開発に必要なNode.jsのインストール作業は完了です。NPMのバージョンも最新のものにアップデートできました。次はReactプログラミングにチャレンジします。