PHP - BASIC - 2. PHPの変数 - 5. データ型
続いて変数に格納するデータについて学習していきましょう。テキストエディタを開いて次のプログラム( var6.php
)を作成してみましょう。
<?php
$name = "Andy";
$age = 20;
echo "NAME:" . $name; # => NAME:Andy
echo "AGE:" . $age; #=> AGE:20
ここでは変数 $name
には "Andy"
、 $age
には 20
が代入されています。注意したいのはダブルクォーテーション "
の有無についてです。 "Andy"
には ""
が付いていますが、 20
には ""
が付いていません。
データ型の種類
PHPで扱うデータには型があります。これをデータ型と呼びます。PHPには文字列を扱うデータ型、整数を扱うデータ型など、いくつかのデータ型が定義されています。まずは主要なデータ型の一覧を確認しておきましょう。
データ型名 | データ型名 | 使用例 |
---|---|---|
整数型 | integer, int | $price = 1000; $discount = -100 |
浮動小数点数型 | float, double | $pi = 3.14; $tax = 1.10; |
文字列型 | string | $message = "Hello "; $name = 'Andy'; |
論理型 | boolean, bool | $student = true; $student = false; |
配列型 | array | $names = ["Andy", "Betty", "Carol"]; |
リソース型 | resource | $handle = fopen("names.csv", "r"); |
NULL型 | null | $empty = null; |
他にも
Iterable
、オブジェクト、コールバックといった型も存在します。これらについては本講座では取り扱いません。
上記の表にあるとおり、PHPには多くのデータ型が定義されています。ここではまず整数型、浮動小数点数型、文字列型、論理型の4つを順に見ていきましょう。配列型、リソース型、NULL型は後の章で解説します。
まとめ
- PHPで扱うデータにはいくつかの種類がある
- データの種類のことをデータ型と呼ぶ
- まずは整数型、浮動小数点数型、文字列型、論理型を覚える